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Vueling Airlines で Milan へ

イタリア ミラノ 週末旅行 2009/8/29

Barcelona の LCC である Vueling Airlines で Barcelona El Prat 空港から イタリア ミラノへ。

遅い方の飛行機にして、午前の時間に余裕が生まれて正解だった。 と思いつつ空港に着き、飛行機に乗り込むと、席がない!ダブルブッキング! 同じ席の搭乗券を持った女性は夫婦連れで、 野郎一人旅のこちらの方が形勢は不利に思えた。 他の席でもいいやとその席を譲ったら、今日は飛行機は満席だそうだ、、 えっ?それって。。

そんなわけで一旦は乗り込んだ飛行機から降りる羽目になった。 まさに毎度の風景である「搭乗口」から「帰って」来た。 ブエリングのカウンターに行き事情を話すと、 窓口の女性は急に満面の笑顔に変わった。 (先週のローマのホテルといい、 クレームに満面の笑みで対応するのはこの人達の常套手段?) 20分後にまた来てくれというので行ってみると supervisor だと言う女性が現れ、 いろいろ説明と陳謝があったが結局は丸めこまれた。。

当初予定の
Vueling Airlines VY5044 便 Barcelona 12:15 -> Milan MPX 13:50 の代わりに
Vueling Airlines VY9303 便 Barcelona 15:20 -> Ibiza 16:15
Vueling Airlines VY5326 便 Ibiza 18:20 -> Milan MPX 20:00 で行ってくれと。

Ibiza?ってどこ?
ミラノに夜8時着では、 明日は閉館のスカラ座とプレラ美術館は行けないってこと?じゃん!

意気揚々と飛行機に向かうもダブルブッキングに遭遇 ブエリング航空の・いろいろ対応・カウンター
BARCELONA -> IBIZA の搭乗券 そんなわけで Ibiza に来てしまった

Ibiza は地中海に浮かぶスペインのイビザ島の中心地で、 先日行ったマヨルカ島の少し南西に位置していることが分かった。 イビザ空港の滑走路にはたくさんの小型機が駐機していた。 この島はお金持ちがプライベートジェットでバカンスにやって来るリゾートのようだ。 ここでも supervisor を名乗る人が出てきて早口で説明していた。 しかし、確かにこの島はマヨルカ島以上にリゾート感いっぱいだ。 ふと向こうに、ファッション誌から抜け出したような女性がいたり、 その前にはモデルのような姉妹がいたり、半端ない非日常感だ。

IBIZA -> MILAN MPX の搭乗券 ようやく ミラノに向かう飛行機へ
定刻の夜8時、ミラノ マルペンサ空港に到着 すっかり日が沈んでしまった
Venere.com で予約した今夜の宿 Hotel SANPI

ミラノの土曜の夜は、 バールの外の歩道にまで円陣を作って座り込んで飲んで喋っている人達がいた。 それも飲んだくれではなくて、やたら格好いい老若男女達。 10時過ぎにホテルにチェックイン。移動だけで1日終わってしまった。

日曜日・ミラノ2日目 2009/8/30

寝坊して7時半に起きた。天気は良くない。TVでは雨になると言っている。 9時にサンタマリア デレグラッツェ教会に電話したら、 イタリア語のテープが流れているだけ。 何を言ってるのかまったく分からない。間違い電話のアナウンスかも知れない。 ダビンチの「最後の晩餐」のある教会だから、 きっと英語でも流れていて当然だろうに。 そもそも、この教会のサイトが最近落ちたままでネットからもアクセス出来ない。 これは実際に行ってみるしかないな。9時半にチェックアウトした。

ビュッフェ朝食 小奇麗なホテルだった

サンタマリア デレグラッツェ教会

まず、地下鉄でミラノ ドォモウまで行き、 それから、サンタマリア デレグラッツェ教会へ向かった。 そうしたら何と、 12時半に空きがあるとのことで飛び込みでチケットを取ることが出来た!
さて、今はまだ11時過ぎ。 どこか見てこよう。 近くのダビンチ博物館に行くことにした。

教会正面、左側の建物がチケットセンター さて、時間までどこへ行こうかなと
ダビンチ博物館 内部はヨーロッパ大陸らしい感じ
加速器や検出器から ダビンチの考察模型まで

再び教会へ

さて、数名のグループにまとめられ、 近代的な大きなガラス戸に入って絵の場所まで近づいて行く。 一つのグループの鑑賞時間は15分で、 時間が来れば退出し次のグループが入る。

「最後の晩餐」は描かれた当時の場所、修道院の食堂の高い壁面にある。 絵が描かれた時代と、その後のこの絵の運命も説明されていた。 しかし、この絵も位置が高過ぎてなかなか細部まで見えない。

この「最後の晩餐」を見て思ったことは

  • キリストに向かって左側にいる使徒ヨハネはどう見ても女性(キリストの妻)だ、 手の位置が変だが
  • テーブルの上に並んでいるのは、オレンジ色に近いミルク?とパン、 何かの盛り付け、そして鯖寿司(のようなもの)
  • 窓の外の背景が意外にリアルだった

撮影禁止の内部には監視の人もいて、写真を撮ることは出来ない。 それもあってか、部屋を出たところに掛かる「最後の晩餐」を、みんな撮っていた。

部屋を出たところに掛けられた「最後の晩餐」
ダビンチ「最後の晩餐」(wikipedia より)

イタリア ミラノ サンタマリア デレグラッツェ教会の鐘

スフォルツェスコ城

サンタマリア デレグラッツェ教会から一駅分歩いてスフォルツェスコ城へ。 しかし、この城はイタリアというよりスペインみたいだ。ここの美術館はパスした。 それにしてもミラノは、路面電車が古い、道が狭い。

スフォルツェスコ城の城壁 中庭

ミラノ ドォモウ

地下鉄でミラノ ドォモウへ。

ドォモウ広場でランチ、毎度ワインが心地良い ジェラート食べながらドォモウへ
ミラノ ドォモウ、これはまた繊細な おっと晴れてきた!
ドォモウの内部へ ドォモウの上に登るエレベータがある
ドォモウの上に登ってみる おとなりのマンションの屋上階の生活が見える
隅々まで優美で繊細な細工
ここがちょうど教会の真上の屋根 寝転がって昼寝をしている、どんな夢を見るのかな
ドォモウ広場を見下ろす その広場に戻ってきた

ミラノ ガッレリア

ドォモオを正面すると、左側にあるのがガッレリア。

ガッレリアのドォモオ側の入り口 日の光が差し込むアーケード
2つのアーケードが交差する四つ角 有名ブランドの店が軒を連ねる
その中心で一回りするとまたミラノに来れるそうな

ミラノ スカラ座

ガッレリアのアーケードを通り抜けると植え込みがあり、 そこにレオナルド・ダ・ビンチの像が立っていた。 そしてその先にミラノ スカラ座が。
ガッレリアのスカラ座側の入り口に立つレオナルド像 スカラ座 次回の演目は 9月4日21時から、、
昨日、飛行機のダブルブッキングがなければ この素晴らしい劇場の見学が出来たのに残念
今日はショップしか開いていない

ホルディベッツォーリ美術館

スカラ座から程近いホルディベッツォーリ美術館へ行ってみた。 これが個人の財産だそうだ。
日曜日のせいか街に人は少ない。 どこが近代的なミラノなのかピンと来なかったのが残念だ。

ホルディベッツォーリ美術館
時を越える廃墟 日当たりの描写が上手いな

ナヴィリオ地区の運河

地下鉄でナヴィリオ地区に向かった。日曜でも骨董市はやっていた。 運河沿いの家並みが、運河に反射する光に映えてきれいだった。
ここは大勢の人で賑わっていた 運河の橋の上を通過する路面電車
運河の脇に並ぶテント 骨董市
レストランの前にはテラス席も 運河を渡る船の通過

さて、帰ろう

夕方6時半、予定通り帰路につく。 ミラノ カドルナ駅でイタリア鉄道のマルペンサ急行に乗り換える。 7時頃から40分ほどイタリアの田舎風景の中を走っていた。 昨日は真っ暗だったが今日はまだまだ明るい。 マルペンサ空港着。手荷物検査にはたくさんの人がいたが、 検査機も多く時間はかからなかった。
カドルナ駅、さて何番線かな 空港行きマルペンサ急行列車
帰りの飛行機
Vueling Airlines VY1185 便 Milan MXP 21:00 - Barcelona 22:30
バルセロナ空港へのアプローチが、 地中海側からではなく陸側からだったので、 飛行機の窓から、独特のオレンジ色の街の明かりがきれいだった。