▲リストに戻る
▲top
easyJet で Firenze へ

イタリア フィレンツェ 週末旅行 2009/7/4

UK の LCC である easyJet で London Gatwick 空港からイタリア ピサ空港へ。 そして陸路フィレンツェへ。

朝6時45分にホテルを出る。高速道路 M25 は空いていて Benz Class A は気持ちよく150kで走ってくれた。8時に Gatwick 空港着。 飛行機は定刻に搭乗開始。今度はすごいじゃん!と思っていたら、 滑走路に出て1時間20分停止していた。やっぱり LCC だ。。 窓際の席だった。となりはフランス語を話す娘2人連れ。 真剣な顔で機関銃のようにずっと喋っていて、 電話したと思ったら急に泣き出して、今は口を開けて寝ている。。

飛行機は、午後1時過ぎ、イタリア ピサ ガリレオ ガリレイ空港に到着。 小さな空港で大勢の軍人がいた。鉄道ホームの券売機が故障。 他に切符を買う場所が分からない。バス便もよく分からない。 先に ATM を探していると、鉄道の窓口を見つけた。 予定より1時間遅れの 14:35 の列車に乗る。近くのピサ中央駅で乗り換る。 時刻表のホームと実際のホームが合っていない。。 4時過ぎ、ようやく列車はフィレンッツェ サンタマリア ノッベラ駅に着いた。

Pisa Galileo Galilei 空港に到着 ようやく鉄道切符の窓口を見つける
ピサ空港正面 隣接する空港の駅 PISA AEROPORTO
ピサ中央駅で落書き列車に乗り換える がらがらの列車
沿線の風景はオレンジ色の屋根以外は日本に似てる? Firenze Santa Maria Novella 駅に到着

ドォモウ、、入り損ねる

まずドォオモに向うが道に迷う。やはりまともな地図は必要だった。 4時45分にようやくドォモウ着いた。 ところが周りの写真を撮っている間に開いていた入口の扉が閉じてしまった。 うっそぉ。。45分閉館だから、そっか、すぐに入らないといけなかったんだ。。 と言うか、飛行機の遅れが悔やまれる。。 他にも土曜のこの時刻では殆どもう閉まっている。 仕方なくサンマルコ美術館に向かった。
おぉ、このバス フィレンツェにも現れるのか! やっと見えたドゥモウ
ドゥオモ サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂 右側に立つジョットの鐘楼、しかし入れなかった、、
サンマルコ美術館(修道院) 入口からしてよく分からない、、
ロレンツォ教会 今日はもう終わったから明日来てくれと、、
通りの出店も もう店仕舞いだ レプッブリカ広場のガッレリア
同じく広場を囲むホテルやレストラン
ウフィツィ美術館の脇を抜け ヴェッキオ橋まで来た、これがあの風景、、

ミケランジェロ広場へ

本当はバスで行きたかったが路線が分からない。 丘の上のミケランジェロ広場まで歩いた。確かに丘からの眺めは良かった。 絶景ポイントなのかウェディングのカップルが5組もいて写真を撮っていた。 丘の上の光は抜群だが、フィレンツェの町並みは夕方には半分逆光になり、 写真を撮るには午前中の方がいいかも。 夕日を見たかったが、この季節まだ時間がかかるので丘を下りることにした。
あの丘の上、ミケランジェロ広場を目指す ちなみに今夜泊まる Hotel Balestri の横を通って
丘の上はウェディングのカップルがたくさん アルノ川にかかるヴェッキオ橋
シニョーリア広場のヴェッキオ宮殿 そして、入れなかったドォモウ
丘の上の光は美しい レプリカのミケランジェロ ダビデ像
8時過ぎ、ヴェッキオ橋を渡りシニョーリア広場に戻ってきた。
テラスでピザとハーフワインの夕食。 飲みやすいワインだ。愛すべきイタリアワイン!
ヴェッキオ宮殿が見えた
ヴェッキオ宮殿の左奥 この店のテラス席
美味くてあっという間にたいらげる 街中に甘いお菓子が溢れている
ヴェッキオ橋の上の店には金銀宝石が溢れている ジェラートも、、

ヴェッキオ橋でライブ演奏をしていた

ジェラートを食べながらヴェッキオ橋に向かった。 橋の真ん中でライブ演奏をしていた。
ヴェッキオ橋の中央で誰か、、 曲は Harry Nilsson の Everybody's Talkin'
いいじゃんいいじゃん上手いじゃん、結構乗れる その向こう西の空はきれいな夕陽、気分いい

イタリア フィレンツェ ヴェッキオ橋でのライブ
Harry Nilsson - Everybody's Talkin'
反対側から見るとこんな感じ
その向こう東側は

そのあとはフィレンツェの夜を楽しんだ。 ウフィツィ美術館の角でもライブをやっていた。 ていうか、あちこちでやっている。 ビールと水を買って10時にホテルにチェックインした。
夜のレプッブリカ広場 夜のシニョーリア広場

日曜日・フィレンツェ2日目 2009/7/5

快晴の日曜。8時過ぎチェックアウト。
昨夜からまったく愛想のないフロントに、親切なダイニングの老給仕だった。

朝食ダイニング ビュッフェ朝食
きれいなラウンジ Venere.com で予約した Hotel Balestri

ウフィツィ美術館

8時20分頃、ウフィツィ美術館の入場待ちの列に並ぶ。 どうも最初のグループは既に入った様子で、 この十数分のディレイがその後の1時間待ちになったのかも。 9時半前、ようやく美術館に入った。期待感が結構大きい。

朝の光のヴェッキオ橋と右手にウフィツィ美術館
入場の列がもう出来ている あの赤い垂れ幕の下が入口
すり減った石の階段 廊下、天井には木枠もあり石だけの感じではない

順路に沿えば、キリストの描かれた古い宗教画から始まる。 ミケランジェロやラファエロ、ダビンチの絵は少し回った後にあった。 例えばボッティチェリ、確かに緻密で、描写の視覚効果や存在感がすごい。 当時こういう表現は人類初だったのかも。 当時これだけ描けばそれは有名になるな。 地面の花の一つ一つやレースの模様まで緻密に描かれていて気合が伝わってくる。 それでいてそれは全体の構成の一部でしかない。 ダビンチ「受胎告知」に至っては描かれた2人の表情がすごい。 実在以上の実在感だ。人のこんな真剣な表情をこれまで見たことがない。

さて、部屋が暗めの照明で、おまけに保護のガラスが反射して、 少し高い位置に設置された大きな絵は見辛かった。 その点ダビンチ「受胎告知」は目の高さに置かれていて見易かった。 また、ウフィツィ美術館は撮影禁止。 下のようなことをやっていると「No picture!」と注意される(された)。

ボッティチェリ「春」 ボッティチェリ「ビーナスの誕生」
ダビンチ「受胎告知」(wikipedia より)

ところでヴェッキオ橋は、 ウフィツィ美術館の南側の廊下から見るのが一番きれいだった。
建物の反対側にはオープンテラスのカフェもあり、ドォオモも見える。

ウフィツィ美術館3階の廊下から 望遠でも撮ってみた
テラスからみたドォモウ 同じくヴェッキオ宮殿

イタリア フィレンツェ ジョットの鐘楼の鐘
ウフィツィ美術館の3階テラスより

11時過ぎ、ウフィツィ美術館を出て、ドォオモに向かった。
昨日は閉まってしまった大聖堂の扉の前に列が出来ている。 しかし「日曜は午後1時半から」とある。 1時半にはもう帰途についている。アンラッキー。。
ヴェッキオ宮殿

シニョーリア広場に戻ってきてヴェッキオ宮殿へ。 1メートル程もある厚い石の壁で頑丈に作られた建物。 昔の姿がこうしてそままの残っている。 一方、違う入口から入れば、 昔の政治の中枢は今もフィレンツェの市役所だったりする。

ウフィツィ美術館のとなりがヴェッキオ宮殿 外観と同じように内部も石造り、手荷物検査をしている
床に立ち見上げた500人広間 上階から見下ろした500人広間
ヴァザーリ「マルチャーノ・デッラ・キアーナの戦い」 この絵の下にダビンチ「アンギアーリの戦い」がある?
石の床がすり減っている 地図の間、昔は貴重な情報だったのか
シニョーリア広場 コジモ1世の騎馬像(の後姿)

サン・ジョヴァンニ洗礼堂

12時頃、昨日は時間が遅くて入れなかったロレンツォ教会に行く。 しかし、ここも午後1時半からだそうだ。今日は早過ぎて入れない。 2日連続でふられる。。
ドォモオの正面に立つサン・ジョヴァンニ洗礼堂に入る。

サン・ジョヴァンニ洗礼堂 東側の扉「天国への門」だそうだ

ジョットの鐘楼とドォモウ再び

ドォモオの右側に立つジョットの鐘楼にはドォモウと関係なく入れるようだ。 しかしエレベータはなく420段の階段を登るそうだ。 帰途に着く時刻まで後15分。。諦めることにした。

南側から見たジョットの鐘楼
南側から見たドォモウ

さて、帰途につく、、イタリア鉄道 出発しないの?

午後1時。こんなに早いが帰る時刻だ。 駅に着いて時刻表を見ると次は2時だという。 飛行機の時間に間に合うか一瞬あせったが、 マージンがあったのでホームで待つことにした。 もっと計画性があれば、ジオットの鐘楼にも登れたのに、とか思いながら。

ところが、この列車、定刻を過ぎてもぜんぜん出発する気配がない。 どんどん時間が過ぎていく。 もうこれ以上は待てないと、列車を降り駅のタクシー乗り場に向かった。 カードが使えるタクシーを捜して、 元気なイタリアおかあさんのタクシーに乗った。 2時過ぎから1時間、ピサ空港までタクシーを飛ばした。 初めてのイタリアの高速道路だったが景色を楽しむ余裕はなかった。 渋滞がなく飛行機に間に合っただけでラッキー。

タクシー代140ユーロ。予定より40分遅れ。 元気なおかあさんドライバーはニコニコ顔でカードを切っていた。 感じのいいおかあさんではあった。

ピサ行きの列車に乗る しかし、出発しない、ホームを後にする

さて快晴のピサ空港。15:25 には搭乗ゲートに着いた。 しかしここもゲートまで来てしまうとレストランがない。 水を買ってしばらく待つ。 案内のディスプレイに便名が出てこない。 しばらくするとその表示は Linux boot(コンピュータ再起動)していた。 結局飛行機は20分遅れて4時半に離陸した。
ピサ空港、なんとか帰ることが出来そうだ 16:10発 easyJet 5234便、London Gatwick 行き
セブンシスターズ(UK の白亜の海岸線)が見えた 高速 M23 が見えてきた、Gatwick はこの先だ