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Eurostar で Paris へ

土曜日・パリへ行く 2009/4/25

朝8時半に車でホテルを出て、 ロンドン北東部のセントパンクラス国際駅に10時に到着した。 ユーロスターは、この始発駅を15分遅れの11時15分に発車した。 なんて滑らかに滑り出すんだろう、列車が動き出したことに気付かなかった。

ロンドン郊外の風景は山のない広々とした緑の平原。 ふと「メロディフェア」のエンディングを思い出した。 きっとあの風景は40年たった今も変わっていないんだろうな、、イギリスだから。

混み気味の Euston 通り、マージン時間を使い果たす セントパンクラス駅はガラス張りの新しい駅舎
駅の駐車場にカンパニカーを止める ネット予約時のクレジットカードを入れると乗車券が
手荷物検査とパスポートコントロールもある ホームではなく階下の待合場所で待っている
ユーロスター 2人+2人掛け

パリ北駅に到着

ドーバー海峡トンネルを抜けるとフランスの田舎の風景になる。 となりの席は退屈そうな男の子だった。 後ろは中学生か高校生の団体と先生。 誰かがギターを引くと、誰かがそれに合わせて歌っていた。 何て開放的なんだ。

2時半でユーロスターはフランス側の終着駅パリ北駅に到着。時差は+1時間。 駅の周辺はちょっと怖そうな感じだ。 駅を出ると小雨が降り始めた。降り始めの雨の匂いは日本と同じだ。

パリ北駅のホーム 洗車したくなりそうな汚れた先頭車両
パリ北駅 Gare Du Nord、こっちもガラス張りだ 駅前の建物
ここからはパス移動、38番バスでシャトレへ

シテ島の東側界隈

シテ島の手前でバスを下車、目印のサンジャックの塔 セーヌ川からシテ島を見る
裏手からルーブル美術館に行ってみる 入るのは明日にしよう

シャンゼリゼ通り

パリの目抜き通りは計画的で均整がとれている。 こんな街並みをその昔に作り上げ、時を越え今も繁栄している。 歴史が刻まれているこの街と、建てては壊す東京とはベースが違うな。 この街に住む人の価値観と東京のそれが違っていても無理からぬことかも。

ルーブルからチュイルリー庭園へ 庭園の周りの建物が格好良すぎ
コンコルド広場の噴水と オベリスク
シャンゼリゼ通り もうすぐ凱旋門

凱旋門

小雨から曇りに変わっていた空が、この頃から晴れて太陽が顔を出す。 凱旋門からのパリの夜景を見たくてずいぶん待ったが、 夜8時を過ぎてもまだ太陽が沈まない。 8時半ごろ諦めて帰ることにした。

凱旋門の屋上に上がってみよう、凱旋門へは地下道で 入り口はここ1箇所
信じられないほど長い螺旋階段を上る、気が遠くなった 上りと下りで2箇所あるようだ
建物上部に、展示場や お土産屋があった
屋上からの眺め、モンパルナス方向 帰りは下り側の螺旋階段、一見楽に見えるが、、
晴れた!夕刻の光に映える 心地よい風にフランス国旗が舞う

凱旋門の上から車の流れ
こうしてロータリーの車の流れを眺めていると、結構、団子になっている。 車線のない石畳だとジモティでも整然とは回れないのか。 いつかこのロータリーを自分の運転で通過してみようと思った。
凱旋門の周辺の車の流れ

日曜日・パリ美術館めぐり 2009/4/26

シャトレでバスを降り、界隈をルーブルまで歩く。

今日も目印のサンジャックの塔 少し寄り道をして
ここにはいろいろな店が入ったモールがあった 周りは広い公園
廃墟なのか修理中なのか古い教会がある 一方で、すぐ近くにレストランなど多くの店もあった

ルーブル美術館

歴史と威厳の漂う外観。近代的なロビー。おまけに写真撮影OK。

サモトラケのニケ、場所を得ている! 計り知れない躍動感を感じる
ダヴィンチ「モナリザ」 ダヴィンチ「聖アンナと聖母子」
モナリザ、近寄れない、これじゃ伝わってこない 聖アンナと聖母子、これははまるな、、
広い展示空間
ミロのビーナス、見る角度で表情が変わる また来るだろうと1時間でルーブル美術館を後にした

オルセー美術館

歩いてオルセー美術館へ行く。 元は鉄道駅の館内の意匠は凝っているし、心を捉える絵もたくさんあった。 次回はもっと時間をかけてまわりたい。

ルーブルから橋を渡ってオルセーへ オルセー美術館、チケットセンターの前
空間自体も近代風

夕方・ロンドンへ帰る

デジカメの電池が切れる
なんと、オルセー美術館でデジカメの電池が切れてしまった。 まだ大丈夫と思っていたら急になくなってしまった。 レンタル携帯電話についているカメラの使い方を調べたが、これで撮ってもな。。 そんなわけで、ここからは写真がない。

地下鉄
地下鉄でエッフェル塔へ向かった。ところが電車が次の駅で止まる。 何が起こったのか分からずにいると、おばさんが乗り換えが必要だと教えてくれる。 人の流れについてホームを変わる。 そんなことは路線図にはまったく書いてない。今日だけか。 しかしパリの地下鉄が2階建てで広いのは、 ロンドンの小さくて狭く天井の低い地下鉄と比較してなんとも。。

エッフェル塔
長いチケットの列に並び、いちばん上までのチケットを買う。 エッフェル塔は、塔とそれを見上げる公園スペースまで設計されていて、 タワーだけの東京タワーとは思想が違うことが分かる。 まず中階のステージへ。空気が澄んでいたら見晴らしがいいだろうに。 さて、そろそろ時間がないな。残念だけどこの上は次回にしよう。

帰りのユーロスターに間に合わない
午後4時過ぎにバス停に行くと、目の前でバスが出てしまった。 しばしおばさん達の会話を聞きながら (何を言っているのかは分からないが)街を眺めていた。 計画より30分遅れで42番バスに乗る。老人に席を替わる。 ところがこのバスが結構時間がかかり、パリ北駅に着いたのは午後5時。 手荷物検査やパスポートコントロールに時間をとられ、 いわゆる鉄道駅に出たのは発車の5分前。 もうクローズしたと言われ予定の列車に乗れなかった。 ホームでテーブルの上に予約リストの紙の束を置いた駅員さんに相談すると、 その兄さんはえんぴつをなめながらリストをめくって空席をさがし、 私のチケットにえんぴつで新しい時刻と席を上書きしてくれた。 近代的なユーロスターとこの前時代的な手作業が印象的だった。 いすれにせよ、月曜日は遅刻を覚悟したが救われた。

ロンドンへ帰る
午後5時43分、ユーロスターはパリ北駅を発車。 こっちは滑るようには走り出さなかった。 4人連れのフランス人親子の中に割り込んでいたようで席を替わる。 きれいなママだけど子供達にはきびしいママだね。 パリを離れるにつれて天気は快復していった。 この電車結構早いかも。しかも新幹線のような高架ではなく地面を走っている。

ドーバー海峡トンネルを抜けると快晴のイギリスだった。 列車は大きくUの字に曲がってセントバンクラス駅に到着した。 駅の駐車料金が45ポンド!こんなに高いと知っていれば他の手段を考えたのに。